Time of your Life

素敵な勘違い男の成長日記

母は偉大なり

みなさん今日は何を食べましたか??

 

僕は最近粗食にハマっています。

粗食と聞くとなんだか質素で昔の日本食なイメージがありますが、基本的に、「ご飯、味噌汁、漬物」をメインに食べる事で、決して粗末な食事ではありません。

よく、「一汁一菜」とも呼ばれますよね。

今日の我が家の夕ご飯はこんな感じです。

 

 

 

僕の母親は以前、無添加で自然食、玄米、ハイチコーヒーなど、完全オーガニックな喫茶店を営んでいました。いわゆるオーガニック食のプロです。

なので幼い頃からおやつはさつまいも、カチカチのかりんとうなどでした。

遠足などでは周りの友達のお弁当は赤や黄色で鮮やかで、チキンナゲットやミートボールなどおいしそうなのに、僕のお弁当はふたを開けるとほとんど茶色。それも芋やら菜っ葉など、当時は恥ずかしくてたまらなかったのを覚えています。

今では笑い話ですが、

「僕もみんなみたいなお弁当がいーーー!!」

と母親にイチャモンをつけると、母なりに気を使ってくれたのか、次のお弁当の時には、なんだか想像もつかないような色をしたウィンナーが入っていました。全然光沢のないやっぱり茶色(笑)

母親が言うには『牛乳は子牛が飲むものだから、人間は飲まなくていいのよ。』といつも言っていたので給食の時は僕だけ嫌いな振りして友達にあげていました。

 

こんな家庭で育ったので幼い頃いつも僕は、

「僕ん家はみんなの家と違う!こんなんじゃ嫌だ!」

といつも愚痴をこぼしていました。

 

 

そんな子供時代を過ごしてきて、今は中年のオヤジになりました。

不思議な事にこの年になってから、なぜかお新香や漬物でご飯が食べたいと思うようになり、お袋の味が恋しくなってきたんです。粗食の献立は妻にお願いしてます。(妻の方がハマってしまっています)

うる覚えですが、特に男性は45歳位を過ぎると、幼い頃に慣れ親しんだ食べ物が食べたくなるそうです。

 

僕はそんな家庭で育った反動で、親ばなれしてからは暴飲暴食は当たり前、添加物まみれの食事、欧米型の肉食をしまくっていました。

いつのまにか添加物まみれの物をたらふく食べる事が当たり前になって、自分の味覚がおかしくなっていたんだと思うようになりました。

僕が散々あこがれておいしいと思っていた味はお袋の味ではなくて、『メーカーの味』でした。

 

 

今頃気が付きました。母親は批判覚悟で僕の体を守ってくれていました。

母親は食のプロであり正しかった・・・。

本当に感謝しかありません。ありがとうかぁちゃん!

 

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございました!