Time of your Life

素敵な勘違い男の成長日記

地球のみんなの願い事

星新一さんの小説で僕の中では衝撃だった作品がある。うる覚えで細かくは覚えてないんだけど、確か、神様が地球上の願いを一つだけ叶えてくれるって話だったと思う。

 

どんな話かざっくり説明すると、神様が地球上のみんなの一番多い願い事を一つだけ叶えてくれるってなって、人間たちはどんな願い事にするかみんなで話し合った。だけど結局意見はまとまらず、「何もありません」となった。願いを叶えてくれる時がやってきて、心の中で神様に、「何もありません」とみんなで念じた。するとその瞬間、地球上から人間がいなくなった。そして動物たちが喜んでる。って話。
人間以外の生き物はみんな人間がいなくなることを願ったんだね。
この話すごく短いんだけど、インパクトがあって未だに覚えてる。

 

ちょうど家の目の前で道路の補修工事をしている。きれいになるし、走る車の安全にもつながるから人間にとってはありがたいことだと思う。だけど実はそう思ってるのは人間だけなのかもしれない。僕が小さい頃、家の目の前は誰も通らないような農道で、天然のホタルもいた。かつてそこには植物や虫や土があって、地球がちゃんと循環していたんだろう。今ではアスファルト。人間にとっては都合がいい。

 

最近は雨が降って水たまりができても「アメンボ」もみなくなったし、春になっても「テントウムシ」やら「かとんぼ」やら「モンシロチョウ」も見なくなった。それに加え、ゲリラ豪雨やら季節外れの雷やら、自然災害も増えた。明らかに地球がおかしくなってる。大げさじゃなくてこのままだと地球に住めなくなる日も早かれ遅かれ来るかもしれない。

 

すり傷ができると血が出て膿がでてかさぶたができて自然に治るように、この地球も元の状態に戻すようになんらかの力が必ず働く。手遅れになる前に人間が引き返さないと大変なことになる気がする。でも人間はそれでもやめない。むしろ悪化してる。

 

 

神様=自然だとしたら、どんな方法でこの地球を元に戻すと思う?

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!