Time of your Life

素敵な勘違い男の成長日記

辛くなったら全力で走る

僕は以前、精神的に不安定な時期がありました。自分にとってかなりショックな出来事があって、その事をずっと考えるうちにどんどん精神的におかしくなっていきました。その時はいつも体がふわふわしている感じがあって、仕事中はぼ~っとしてしまい、夜になるとなぜかテンションが少し上がるような感じでした。酷い時は、顔から痙攣が始まり、そのまま気絶してしまう時も何度かありました。結構重症ですよね?

 

うつ病かもしれないと思って、知り合いに紹介してもらった針治療に行ってみる事にしました。(病院じゃ治らないとアドバイスをもらっていたので)

そこで針の先生に言われました。『自律神失調症』だと・・・

自律神経が昼と夜で逆転してしまっていて、昼は眠い、夜は眠れない、重度のストレスからきていると分かりました。

 

当時はドライバーの仕事をしていたのですが、気絶してしまうなんてもう絶望的です。気絶する前兆は分かっていたので、ヤバそうになったらその場で路駐してなんとかしのいでいました。国道で止まった時もありました。今思うとゾッとします。

もう予想はつくと思いますが、仕事もこなすことが出来なくなり退社することになりました。正直思いました。「もう自分は終わったな...」

その時はもう何もやる気も起きないし、絶望感でいっぱいでした。生きる事が辛くてもうどうしようもなかったです。

 

すいません、僕が書きたかった事は苦しかった自慢ではなくて、ここからの事です。

 

そんな状況がしばらく続くと、もう自分がどうにかなってしまいそうで居ても立っても居られなくなりました。頭がおかしくなりそうでした。

じっとしていられなくなってしまい、僕は何を思ったのか近所を猛烈ダッシュしていました。頭がおかしくなっているせいか、完全に脳が麻痺していて人が周りにいても恥ずかしさも無かったです。ジョギングしている人とは明らかに違う変な人。

心臓がバクバクする位走りました。

すると不思議な事に、さっきまでの激しいモヤモヤが消えていました。体は疲れているけど何か頭がスカッとするような、そんな感じでした。今もあの時の感覚は覚えています。

それから僕は激しいモヤモヤに襲われる度に、猛烈ダッシュをするようになりました。

考えてしまう時間を無理やり走る事で紛らわす。

馬鹿らしいと思う方もいるかもしれませんが、僕にとってはこれが最高の治療でした。

 

その猛烈ダッシュをしているうちに、その時には想像もつかないような面白い展開になっていきました。

それがきっかけで走る事が好きになり、市内の小さな大会にも出るようになり、なんと!!42.195キロのフルマラソンに挑戦し、見事完走するまでになっていました。

 

そんな事もあり、今では元気に生活しています。ほんとに何が起きるか分からないですね!

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございました!