僕の妻が持っていた、【ガラクタを捨てると人生変わります】そんな感じの本があって、暇つぶしに読んでみた。タイトルだけ読むと、なんとも怪しい本。
最初は「ふ～ん、そんなこともあるのか～」ってぐらいの感じだった。そのまま読み進めていると何だか不思議な感覚に陥ってきて、この本に書かれている事を実行にうつしたら何か良い事があるんじゃないか？そんな気分になっていたんだ。
気が付いたらガラクタを片付けはじめていた。
出てくる出てくる、洋服、昔の趣味の道具、なんだかわからない書類など...。
そんな感じで約1週間かけて捨てまくった。ゴミ袋で7～8袋、その他大きなガラクタも捨てた。それにつられた僕の妻も一緒になってガラクタを捨てはじめだした。気が付くと、一部屋いっぱいにガラクタの山ができてしまって、それを見て愕然とした。こんなに大量のガラクタを持っていたのかと...。
僕はもともとそんなに物を抱え込むほうではない。だけどこんなに要らない物に囲まれて生活していたなんて正直思わなかった。
一冊の本から始まったこの体験。実際やってみて本当に良かった。何より部屋がスッキリきれいになった。そして僕がこの体験で一番感じたことは、見た目がきれいになった事以上に、自分の頭の中がすっきりしたという事。過去に大事にしていた物を捨てるとなるとかなりの勇気が必要で、それを手放すと何とも言えない気持ちになる。使わない物＝ネガティブな頭の中のゴミ。表すとそんな感じ。
あの本は本当だった。
本を読む前の怪しいイメージ。この思考自体が僕の頭の中の『怪しいゴミ』だったのかもしれない。
